amaneのブログ

思考を整理整頓するための場です。

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

祖父

おわりに

何を書いて、何を書かないか、ずっと考えていて、この文章も書いては消し書いては消していますが、やはりあまり深く考えず書くことにします。 言葉ではなく文章として改めて自分の考えを組み立ててみて思うのは、一貫してあまり分からないような文章をずっと…

芸術とドラッグ

自分の恋心が全くあてにあらないことに気づいたのは中学1年生のときで、当時一目惚れしていた相手を一瞬にして好きでなくなったとき、何となくそれを悟りました。

名無しと名前

私がもしもあなたのために腕を切り落としたら、あなたは私のために腕を切り落としますか。 私があなたのためだと言って切り落とした腕と同じくらい、ときに人の心や情というものがすべて重く苦しいものになるときがあることを理解していますか。 自分が差し…

先生

恩師、というとたくさんの人の顔が思い浮かびますが、先生、というと一番に口をついて出るのは、高校の美術顧問の先生です。 私が高校のとき所属していた美術部は、よく「動物園」と外からも内からも呼ばれていました。 みんな冗談半分で笑いながら言ってい…

嫌いなまま好きである

愛されることよりも愛することのほうが難しくて、恵まれたことにこういう自分でも愛してくれる人が世の中にはきちんといてくれて、そういう人たちが自分へと愛情を伝えてくれます。例えばそれは直球ストレートだったり遠くから届くあたたかさだったり、皮肉…

空間のあり方

あたたかな午後の教室で心地の良い先生の声とチョークの音をじっと聞いているとどうしても眠くなる。眠くなって、極限まで眠くなると、ふっと糸が切れたみたいに知らないうちに夢を見ている。そういうとき見る夢は大抵明確でしっかりとした映像をもっていて…

争い

なぜ戦争をしてはいけないのだろうか、とか、どうして戦争はなくさなければならないのだろうか、とか、高3の秋冬あたりから時々ふと思い出しては考え、またふと思い出しては考えていました。

中学の授業について思い出していました。中学3年生の道徳の授業です。 「あなたには恋人がいます。自分もしくは自分の恋人が妊娠しました。産みますか産みませんか。あるいは産ませますか、産ませませんか」そんな問いです。 産む/産ませる と 産まない/産ま…

意味

暗闇の中を一人で進んでいくことは怖くない。けれど、前の見えない暗闇に誰かと一緒に落ちていくことは怖いと思った。 これは私の我儘だ。きれいでいてほしいだなんて言わないけれど、私と一緒にはいて欲しくない。私がどこか暗い場所で動けなくなっていたと…

2020/02/27

こんなに何かを嫌だと思ったのも、本当に、心底、強烈に嫌だ、やめてと思ったのも、こんなにからだの中が混ぜこぜですべてを今すぐ吐き出して心臓を取り出してしまいたいと思ったのも初めてだった。

視覚はオレサマ

昔書いた日記とか、こっそりため続けた小説とか、熱に浮かされて描いた絵とか、渡せずに終わった手紙とか、別にポエムに限らずこういう自分が残したものって個人的には見返すと恥ずかしくてたまらないです。恥ずかしすぎて捨てることがほとんどなんですが、…

二十歳の誕生日に、自分が養子であることを両親に告げられる・・・という感じのお話が、ある時テレビのドキュメンタリー番組で、母と姉と私の三人のお茶の間で流れていました。養子であることを告げられたテレビの中の主人公はその事実にショックを受け、悲…

甘い芸術

文章を読むと何となくの言葉の冷たさや温かさを感じます。 文章には手触りがあると言っていた人がいて、私はその人ほど具体的な質感や温度は感じとれないのですが、言葉が纏う空気感、みたいなものは文章を読んでいると感じます。 文章には手触りがあると思…